- 日時:令和3年1月15日(金)19:00~21:00
- 場所 :品川ステーションビル7階 ふれあい貸会議室
- 出席者:約20名(ZOOM配信)
- 講師 :古川 益一
- 司会 :髙橋 利至
- 書記・HP :鈴木一弘・鈴木建太郎
経営の樹を育てる会、第1回目の勉強会をZOOMにて行いました。
01.学んだこと・感想など
①F・Y 様
経営の樹を育てる会として、新しい気持ちで参加しました。大樹を育てる事は、会社にとっても重要な事であり、人としても重要なことだと思いました。情報の言葉はとてもステキだと思いました。根をしっかり張って、自分の為に会社の為にお客様の為に大樹を育てていきたいと思いました。
②F・Y 様
コロナの中、自殺する方が今たくさんいます。中小企業の社長さんも多いと思います。自殺する前に、倒産するまえに、助けてあげられるような、そんな会にしたいと思います。
◎Message
当会の運営目的の一つは、「周りの経営者を救う」 です。困っている人があれば声をかけてあげて下さい。
③K・S 様
“経営の樹”を育てるにあたり、根・幹・枝・土壌・情報をしっかり構築していくことにより、コロナという大きな逆風に対し乗り切れる確信を持てた。また 「人の為に尽くすことは、自分に還ってくる」 のフレーズを現場で実践して己の運を上げて行きたいと思います。
◎Message
本日の勉強会を的確に捉えて下さり嬉しく思います。その通りです。共に学んでいきましょう。
④K・S 様
経営戦略(枝)が、以前の講義では今一ピンとこなったのですが、今日はスコーンと入ってきました。恐らくそれは先の自分の姿をイメージしていて、それに向かって地道に進んでいるからだと思います。つまり意識して毎日を進んでいるから具体的な未来像が見え、今やるべき事、進む方向が明確化され今日の戦略がよく理解出来たと思います。
⑤K・S 様
“大樹を育てる”本の樹をもう一度書いてみたいと思います。僕は常に感謝し、思いやる心を大切にしています。自分に出来るオンリーワンをもっと学んで行きたいと思います。
⑥T・Y 様
組織戦略は働き方改革、営業戦略はお客様が値段を決め自然と売れるもの、財務戦略は会社運営のための資金(借金)を潤沢にする。改めて身に染みました。損益計算書の内容が良く分かるようになりました。毎日日記を書く事は苦手ですがやっていこうと思います。
⑦匿名希望
労働分配率、人件費は売上利益率35-40%を遵守すること。
⑧さすけ様
経営学セミナー初めての参加です。 難しい内容でしたが、経営理念が一番大切な事だと感じました。 またセミナーに参加したいです。
⑨匿名希望
経営の樹の大切な構成要素を理解することができました。
⑩M・S 様
経営理念はきれいごとや建前ではなく、大いなる力が秘められている。 差別化ではなく異質化でオンリー1をめざす。
◎Message
「大いなる力」 まさにその通りです。 私は常識的に考えたら不可能なことに挑戦していますが、いつも不思議な力を感じております。 奇跡的な作用が常に働いているように思えます。良い運を引き寄せるこそが 「真理が導く経営の神髄」 であると思っていす。
よく気づいて下さいました。ありがとうございます。
⑪T・T 様
オンリーワンの戦略確立は急務と感じました。 異質化を図るため強み、何が出来るか再考します。
⑫絶学無憂 様
君子は豹変する 変えてはいけないもの(経営理念)と変えていいもの(戦術・マニュアルなど)がある事を学びました。
⑬Y・K 様
- 経営者は毎日、日記を書くこと。◎経営理念とは経営者の思想であり、哲学である。会社の成長させ会社の危機を乗り越えさせる。
- 経営の樹の全体像。 ナンバー1、オンリー1を目指し確立する。
- 戦略は戦いを略すこと、たたかわずして勝、結果を決定する、必達する。
- 3本の枝、ヒト・モノ・カネ(情報は環境でヒト=組織戦略・モノ=営業戦略・カネ=財務戦略を育てるためのもの)、組織、営業、財務の三位一体となった戦略を実行する。具体的に関連付ける。 先ずは売上利益率をしっかり決める。
- 節税、創税。
- 運は人が運んでくる。運のある人になる。
- 経営理念、経営戦略は変えない、戦術・戦技は臨機応変に変える。変えてよいものと変えてはいけないものを識別する。
- 売上の拡大を目指すと販売経費・特に人件費が上がる、人件費を下げるのは難しい為、利益は上がらないことになる。 売り上げを下げると利益は上がる。
⑭匿名希望
どんなことがあっても決して揺らぐことがない根(経営理念)を軸に置き、そこから幹(経営方針)や枝(部門戦略)が育ち、大樹に育っていくことを改めて勉強させていただきました。
⑮さすけさん
経営理念の大切さと、その周りをとりまく環境の 重要性について学びました。
02.質問にお応えします
Q1.匿名希望からのご質問
高く買い 安く売って儲けよ。商家の家訓がありますが、高く買い安く売って儲けようとすると、仕入れ値が高い分、安く売ると赤字になると思いました。 この家訓の意図を教えてほしいです。
A.これは 「経営の真理」 の根本を説いたものです。 Q&A集65頁Q13をご覧下さい。
Q2.M・S 様からのご質問
コンサルビジネスのコストはほぼ⼈件費でして、社員の売上の60%を社員に還元しております。他にはこれとってコストはかからないし、下げてしまうと 辞めてしまうので、40%という事件費の目標には程遠いですがこのまま行こうかと思っております。業種によってそういうこともありでしょうか? または、やはりせめて50%ぐらいにさげるほうがよろしいでしょうか?
A.コンサルビジネス指導員は、労務費であり、売上原価になり、この場合の人件費ではありません。 人件費比率は、販売経費内の人件費÷売上利益です。
Q&A集91頁、Q19も同じ内容の質問です。参照して下さい。
Q3.Y・K 様からのご質問
会社にはそれぞれ個性の様なものがあると思います。その会社にぴったりあった経営理念を創り内外に伝播し共鳴共感を引き起こし戦略・戦術・戦技まで浸透させ実行するにはどうしたらよいでしょうか?
A.このような経営の核心を衝く質問を頂き、講義者として頂く生きがいを感じます。1例として順を追って説明致します。
1.就業規則で明確にします。
就業規則 はじめに
【経営理念】○○会社 「経営理念」 は次の通りです。
第一章、この規則は○○会社の経営理念を実現するために、会社で働く社員や準 社員の皆さんに守って頂かなくてはならない服務規則と労働条件や、厚生面など、 就業につての事柄を定めたものです。
このように経営理念を実現するために働くことを明確にする事から考えましょう。
2.一心同体になるよう、あらゆる機会を使って社員の心を纏めていきましょう。このまとめ方が、即ち 「経営の樹を育てる」 ことに他なりません。一つ一つ具体的に考えてみましょう。
⦿土壌〈経営者の品性〉
最も重要なものは経営者の品性そのものです。「社員は社長の言う事はしないが、社長のする事はする」 と言われます。 社長のする事とは、品性に裏付けられた生き方そのものです。 第6章経営者の品性で詳しく学びます。この土壌により、根(経営理念)が強固になり、経営方針により、目的が一つとなり、3本の枝により、大きく繫茂することになります。
⦿一本目の枝.組織 〈ヒト〉
一人一人が働き甲斐のある組織を作り(VOC)、常に修正を加えながら組織の活性化(PDS)、サイクルを回してゆきます。(テキスト53頁)このサイクルの中心軸が経営理念であることを常に認識させることが大切です。
⦿二本目の枝.営業 〈モノ〉
モノを作る、売る、サービスを提供する、の何れにしても、常にその行動の根本が経営理念に合致しているかを確認しながら進めてゆきます。 「高く仕入れて安く売る」 極意につながります。
⦿三本目の枝.財務 〈カネ〉
ヒト、モノが滞りなく動けるように準備します。 この時大切なことは資金の使い方が、経営理念と経営方針に沿ったものであるかどうかを常にチェックすることです。このように3本の枝を形良く整えながら、前定してゆくことになります。
⦿戦術・戦技
枝葉は、経営理念が浸透する事により、それぞれが考え、行動してゆくことになります。組織運営の原則 (52頁) に基づき社員に伝えてゆきましょう。
Q4.Y・K様からのご質問
売上を下げながら利益を上げる為、人件費を変動費にする以外で、より利益率を上げる為に、削減すべき代表的な項目はありますか?
A.業種によってまちまちであり、一概に言えませんが、一般的には次のように考えられます。
⦿日常考える項目
- 接待交際費にムダはないか?
- 旅費交通費 〃
- 宣伝広告費 〃
- 保険は妥当か? 掛け過ぎてないか?
- 無理な設備投資をしていないか?
- その他 ムダ・ムラ・ムリ がないか?
- 固定費 地代家賃にムダはないか?
その他は差し障りがある為、口頭で説明します。
⦿決算時に考える項目
- 仮払い金や未払金、減価償却資産など、業績により、見方、捉え方が違ってきます。(テキスト107~108頁をご覧下さい)
- 営業外損益の計上方法は適切か?
など複雑です。
3.勉強会で学ばれたい内容がありましたら教えてください。
- 陰陽五行思想に基づいた経営の真理
- 経営戦略創りと経営計画書創りと浸透、実行品質と学び
- 経営者(を目す者)の生き方、意識の在り方
- 古川さんの実経験の貴重なお話し。日本語の意味深さ。
◎Message
それぞれ、順を追って学んでまいります。私の実体験は各columnにて発表しておりますが、参考になることは全てお話しさせて頂きます。日本話の哲学的解釈は、その都度、出来るだけ取り上げてまいります。
04.勉強会を通じて、自社にどんな成長をのぞまれているか教えて下さい。
- 売上を増やすことなく、自然と増えていくような会社の体質にしていきたい。
- 明日開業します。開業当初は個⼈事業主として活動しますが、将来は法人化をする予定です。事業主としては素人同然なので、今後も勉強会を通じて真理について学び、実践し、追及して、日々成長していきたいです。
- 事業主として必要なことを学び、経理/財務を深く理解する。また、生き方を整え、個人事業主となって経営の樹を育てていきたいと思っています。
- 会社も自分も、根を張り、育て、共に寄り添い、たくさんの人を幸せにしていきたいです。
- オンリー1に対する異質化を破れ、多くのお客様に喜ばれる仕事をしたい。
- 世の中に肯定的な違いを作り出す経営者になりたいです。
- 世の中、人々に貢献し続け、人に恵まれる会社、人物となり発展しつづける。
05.勉強会への質問、要望などがありましたらご自由にお書きください。
- 当会を皆の協力の基、多くの方に広めていきたいと思いました。東京のスタッフは皆良くやって頂いております。
- 金曜日は隔週で定例会議がある為、途中参加となる場合が多いかもしれません。すみませんが、よろしくお願いいたします。
- このような素晴らしい「経営の樹を育てる会」をさらに発展させて育てていきたい。
- 経営の樹を育てる会、頑張っていきましょう! 世の中を変えていける会です!
古川益一先生より皆様へ
参加される方の意識が回を追う毎に高くなっている事に驚いております。皆さんと共に精進してまいります。どうぞよろしくお願い致します。