経営真理を学ぶ参加者
  • 日時:令和3年7月2日(金)19:00~21:00
  • 場所:品川駅近 関ビル4階 オープン&ZOOM配信
  • 講師:古川益一
  • 司会:髙橋利至
  • 書記・HP・設営:鈴木一弘・鈴木健太郎・髙橋利至・山田武久

今回より新しくスタート! 9月発行予定の 「経営の樹を育てる」 を先取してテキストとしました。

1.学んだこと 感想など

決算について 

①経営者となって1年を過ぎたところですが、会社の決算は恥ずかしながら赤字になる見通しです。 経営者としてまだまだ未熟であることを改めて痛感しました。

◎Comment

一年目の決算は、スタートダッシュと同じように、どうしても黒字にすべきであり、黒字決算に出来る制度があります。

販売管理費を創業する為に使用したことにする繰延資産を利用すれば簡単に黒字になる筈です。

そして創税の考え方 (旧テキスト106頁) で取り組んで下さい。

②プロの経営者は黒字にこだわる事。 本当にそうだなと、私がサラリーマンの頃、会社は赤字にしてとにかく税金を支払わない。無い袖は振れない。と常に言われて育ってきました。税金が払えず社会に貢献できない事を当たり前に捉えていました。なんなら何で黒字にするの? くらいの事を言われてきました。今回、先生の話を聞いて黒字にこだわるる。黒字にするには沢山の方法があると心に刻みました。有難うございます!

◎Comment

黒字にこだわることは極く当たり前のことなのに、目の前の損得勘定で考える人が多いのが現状です。

気が付いて頂き嬉しく思います。

「経営者の品性」 と 「経営理念」 について多くの感想を頂きました。

①品性が経営者として最も大切なことと伺い、周りの方々に快く協力して頂けるような品性を身に付けられるよう努力します。

②「経営の仕方を学び習得すれば、経営とは夢に満ち溢れたものとして、楽しく愛情ある毎日を送れるもの」であるそして、経営者に品性が無ければ経営は成り立たないものである、なぜなら、経営の土壌は能力、学力、知識ではなく品性が、経営の樹を支える土壌そのものだからである。経営者の持つ品性により、関係者を善意の協力者に変化させることが出来る

③本日は花で例えられておりましたが、自分が何の花かを知ること、そしてその花をどう咲かせるかにより、世に役立たせる為の役割を知ること、とても大事だと思いました。先ずは “己を知る” それにより映画やドラマで例えるならば、主役なのか脇役なのか、将又(はたまた)製作側の監督なのかADなのか様々、、、そのみんなの心が一丸となって人の心を打つ作品が出来上がっていくのと同じだと感じました。“経営者の品性が無ければ経営は成り立たない” とドラッカーと古川さんは名言しておりますが、私は今まで振り返ると、正にその通りだなと、社長の器以上には会社はに伸びないとはっきり分かる気がします。経営の樹を育てる会が継承している一番大事な根っこの部分 “経営理念の大切さ” です。この勉強会に参加されてまだ日が浅い方は、この意味が段々分かってくると思います。これが分かることにより、社員や協力者に浸透し、会社は円滑に廻り、社員一丸となって素晴らしい経営になると心から思います。私も今実行中です。

④自社の”経営の樹を育てる”為には「経営理念」、および「社長の品性」が根底にある事を改めて再認識しました。また印象的だったのは品性を高める為には、「品格」「人間性」「徳性」「人格」「人品骨柄」を常に意識していく大事さを学ばせて頂いた次第です。手前味噌で恐縮ながら、ここ2年間は新規営業を全く行っておらず、既存のお客様の紹介のみで仕事を頂戴しております。以前は知識に偏った自分にスポットライトの当たった営業、要するに”下品な営業”が殆どでした。しかし、古川先生の講義に参加することで、小手先のテクニックをかなぐり捨て、満足度を高めるために既存のお客様へのフォロー回数を増やした事で、自然とお客様が増えて参りました。【知識を減らし、自分の品性を高めて、お客様にご満足して頂く】まだまだ、理想の境地には程遠いですが、この点を常に高め続け、我が社の経営の樹に水を与え続けていきたいと思います。

⑤品性の重要性。全てはつながり、関連していること。

⑥改めて揺るぎない経営の真理を学びたいと思いました。品性を身に付け自然界と調和することで無理なく自然に歩むことが出来るように感じました。特にこのご時世、どんな荒波が押し寄せようとも楽しみながら乗り切れる知識と知恵と能力を兼ね備えることが出来るようになりたいです。

◎Comment

本日のテーマである 「経営の樹を育てる」 について皆さんが的確に把握して下さり、感謝致します。

「理念」 と 「品性」 は一体です。根と土壌の関係を考えれば明らかなことです。

会社創業時の経営理念 (土壌) によって根を張り、強固になっていくように経営理念は変化していくものと言えます。

  • 当初は壮大だった夢が、徐々に地域と共に発展する内容になった
  • 当初は朧(おぼろ)げだったものが、会社の成長と共に全社員が意識して一心同体となるものに変わった。
  • 我武者羅に経営していたものが、落ち着いた経営と共に地域に根を張る理念が出来上がった。

など、経営者自身の成長を物語るものと言えると思います。新刊に皆様の経営理念を掲載します。遠慮なく言って下さい。

オンリーワンと異質化について

①今まで商品やサービスの差別化ばかりを考えていましたが、やり続けることや報告を徹底することがオンリーワンになることは、目からうろこでした。私の行動1つで変えられる部分ですので、まずはここから取り組んでいきたいです。

②本日もいろいろ学びを得ましたが、一番心に残っているのは、「どんなことでもオンリーワンになり得る」ということです。

③当事務所の異質化部分については、十分に言語化が出来てはいませんが、コアなお客様の存在を考えると、異質化している要素がある様に思えます。当事務所の異質化している部分をより明確にしていきたいと考えました。異質化を全従業員に浸透させられれば、自然と事業が拡大していくものと気付かされました。

◎Comment

「どんなものでもオンリー1になる」 ことは、経営再建の現場から生まれたものです。

経営不振に陥った会社には、資金力、営業力、信用力など、何れも欠けております。その中で、立ち直るには、他にはないオンリー1を作る必要がありました。 従ってどんなものでも他にはない異質なものを作る必要があった訳です。

そしてどんなものでもオンリー1になり得ることは陰陽思想の考え方です。世の中の全ては陰と陽で成り立っています。オンリー1も陰と陽で成り立ちます。

陰は目に見えない心、陽は形です。どちらを取るか、両方あって成り立つものです。しかも陰と陽を比較すれば、陰が強いとされています。従っていかに形で劣っていても、心で充分カバー出来ると考えて下さい。

真理と勉強会について

松下幸之助の言葉「今までの人間の発見した真理は、まだ極一部です。真理を活用している面が非常に少なく、従って、真理の働きが人間の繁栄のために十分生きてきていないのです。私たち人間が、もっと真理を探究し、これを活かす道を知ったならば、人間は無限に繁栄するでしょう。」という言葉がとても響きました。現代の日本の経営は、欧米型経営が主流ではないでしょうか。目に見えない心の部分は切り離して、いかに、合理的・論理的に経営を進めるかが求められている。そして、何か取引先や顧客とトラブルになると、お互いの正義をふりかざし、法律の下で、争いあう。しかしながら、そのような会社が、永続するかというと甚だ疑問が残ります。その紛れもない事実が、創業200年以上の企業が、全世界で9000社ある中で、半数近くの4000社が日本の企業であるという事だと思います。今、求めらているのは、日本の商家に伝わるような調和を基調とした経営。そして、これこそが、経営の真理ではないでしょうか。そして、松下幸之助が「真理を活かせば、人間は無限に繁栄する」と言う通り、経営の真理を活かし実践すれば、この世の中は、無限に繁栄すると感じました。この古川先生の勉強会は、その経営の真理を学べる希少な場。この勉強会にご縁出来た事に感謝し、更に経営の真理を学び深めていきたいと、あらためて心に刻みました。

◎Comment

私は25歳から経営に携わり、どうしたら安定した経営を続けられるか? と考えてきました。

どんなにがんばっても自分の力で及ばない環境変化に耐えることの出来る考え方を探し続け、おぼろげながらも辿り着いてきたものが真理、つまり世の中の摂理でした。そしてこの真理については、経営の神様と言われる松下幸之助氏が言及されていたことを知り、益々その真理を探求して行きたいと思った次第です。

しかしこれも一人では出来ません。勉強会に参加して下さる方々のお声に気付きを頂きながらより深く追求し、一つの学問体系にしたいと秘かに思っている次第です。

陰陽五行思想について

陰陽五行の陰と陽を知識的に理解し、体験し、感情を得て、自分の在り方としてしまえば、人間世界をマスターできるかもしれないと思いました。経営は大切ですが、こちらの方に自分がわくわくするということは、僕の中で、何か意味あるのでしょう。早く、経営のプロになり、そこら辺をクリアして、次のステージに行きたいと思いました。大きな目的ができたなら、その手前の夢の壁は、大きな壁ではなくなった気がします。

◎Comment

その通りです。私はこのことに倒産という 「倒して産む」 人生を得られたことにより、向かうことが出来ました。真理の理解は陰陽思想が欠かせません。そして陰陽思想がベースとなる、易経、老荘思想も学んで下さい。

毎月第一土曜日、午後開催の陰陽五行風水家相講座に是非参加下さい。

再建された方からのコメント

①雑草は力強さを持ち、地面を強くし、畦道を固めてくれる。梅や菊は真似できない。自分も他の人にはなれない。自分にしか出来ないこと必ずある。経営理念を掲げる事で、根になり、自然を心に刻まれ、お客様に寄り添えるようになりました。自分の仕事に自信が持てるようになり、社会にも貢献できるようになってきました。もっと根をしっかり生やし、沢山の家族を笑顔にしたいです。

②貧乏を楽しむ生き方。すごく楽しいです。しかし周囲の社長達と付き合っていると、お金を稼ぐことが善であるという意識に流されそうになる事があります。まだまだだな…と感じる瞬間です。

◎Comment

一昨年の経営危機を乗り越え、見事に再建した方からのメッセージです。

今では、地域のためになるため不動産駆け込み寺をつくり、不動産で困った方の相談に乗っており、先月は横浜市から取材を受けました。

経営理念も 「顧客利益の優先」 から 「幸福を呼ぶ住宅を創造」 へと変更されたように、経営者の品性が映し出されるものへと変化しています。

そして地域の皆さんの為に、家相講座を開設、地域貢献を考えられています。将来が楽しみです。

2.質問にお応えします

経営者勉強会「経営戦略」

Q1.現在、経営理念の実現が出来ておりません。社員一丸となって経営理念に基づいて仕事をするにはどうしたら良いでしょうか

◎Answer

経営理念を浸透させることは大変難しいことですが、見方を変えれば極く簡単なことです。

「会社は経営者次第なり」 です。「社長の言うことは聞かないが、社長のすることはする」「下上を三日で知り、上下を知るに3年掛かる」と言われるように、経営者の部下を見る目にかかっています。

社長は取締役社長ではなく、取締られ役社長です

全ての経営結果は社長の考え方、器以上には良くなりません。「社長は歩く経営理念たれ」です。具体的には代表相談役社長の心構えを持ち、社員との三つの約束 (旧テキスト58頁) が大切と思います。以上の回答でご理解頂けるでしょうか?

Q2.古川さんの創業時、どんなことに気を付けて経営されていましたか?

◎Answer

私は25歳で非常に単純な理由で創業しました。

「自分の能力がどこまでか、試してみたい」 そして前回の質問で答えた通り 「一番になりたい」 このような単純な動機でした。ただ一つ、明確に持っていたのは 「黒字決算でなければ存続価値がない」 でした。

「赤字ならば存続出来ない」 と単純に考えていました。このこだわりはずっと持ち続けております。

Q3.激動の世の中を見ていると、様々な変化の中で現れてくる流行に左右され、気を付けているつもりでも、つい目新しいうまそうな話や儲かりそうなもの、表面的な義理事に目を奪われ事業の軸が無駄にぶれてしまい力が分散してしまうことがあります。本当に有効で経営に取り入れるべき必要なことと、ぶれていること的確に見分けたいと思います。どのように考えればよいでしょうか。

◎Answer

これは多くの経営者が持っていることであり、常に自分を戒めていないとどうしても横道に逸れてしまうように思います。

そこで講義の余地が無い真理で考える様にすればブレがなくなると思います。

Q4.「ヒト・モノ・カネ」 この全てが調和してなりたっている状態とはどのような状態なのだろうと思いました。このバランスの対比がどう言ったことなのか、もっと深く知りたいです。

◎Answer

今回途中までしか説明出来ませんでしたが、次回は損益計算書を見ながら数字の上でも理解出来るように説明します。

「自ずと売れる仕組みづくり」 そして 「売上を減らしながら利益を上げる」考えの根拠になるものです。

Q5.銀行に借金を残し会社を倒産させ、保証協会に話合いで一定金額を毎月払っている者が、新たに会社を作った場合、代表取締役になって銀行は新しい会社にお金を貸してくれるのでしょうか?社長は別の方にした方が、もちろん借りやすいですが、代表取締役になって頂くには色々とリスクや条件もあり簡単には承諾はしてもらえないと思います。何か良い方法などありましたらご教授願います。

◎Answer

常識的に考えて頂けると分かりますが、保証協会に債務が残っている場合、新しく会社を設立したとしても関連性があれば、貸してはくれません。

但し、保証協会付きでなければ、借りることは可能です。

何れにしても誠実な経営と将来性が認められれば話合いにより何らかの道筋が見えて来るものと思います。

Q6.古川さんの真理への追究は、最終ゴールはどこにあるのですか? 陰陽五行の話も聞きまして、古川さんの求めていることに興味深々になりました。

◎Answer

とても嬉しい質問ですが、最終ゴールなど見えよう筈もありません。宇宙の果てはどこですか? の問いに答えられる人は誰一人としていないことと同じです。

しかし、陰陽思想では、宇宙の広がりを陰、つまり時間で表現しております。アインシュタインが生まれる2,500年以上も前に、この空間は陽であり、距離は陰(時間) であるとしたのが陰陽思想です。

  • 人間はなぜ生を受けたのか?
  • 人間の生きる目的は何か?
  • 人間は平和を求めながら何故争うのか?
  • 人間の作った宗教は平和を説きながら、何故戦争の原因になるのか?

これらを追求して、生きている内にどこまで踏み込むことが出来るか? 分かりません。せめて、経営の真理を体系化して残したい、そのように思っています。

共に勉強して下さる方の出現を待っています。

Q7.成長の壁にぶち当たっています。 売上増は会社の身の丈に合わせず利害関係者の不満が増えた。 売上を減らす=キャッシュフローの減少という副作用をどう解決すべきでしょうか?

◎Answer

売上を減らす=キャッシュフローの減額についてお答えします。

借入金についての正しい認識を捉えれば解決することと思います。借入金は財務を円滑に進めるための一つの経営要素と捉えるべきものです。

売上の増額に柔軟に対応する為には、借入金は必要と思います。

3.勉強会で学ばれたい内容がありましたら教えてください。

経営者勉強会で学びたいこと

1.経営戦略、財務戦略、商品・サービス開のポイント、組織運営など

Comment

第3章・組織円滑化計画、第4章・営業活性化計画、第5章・財務安定化計画にてそれぞれ説明致します。

8月~10月になるかと思います。御期待下さい。

2.お金や目標額などの数字を扱わなくても、会社を成長させる方法があれば教えてください。

Answer

人が動く以上、必ずお金がかかります。

経営の責任は品性と経済性の両立です。 経営者は単純に良い人、立派な人では務まりません。この両方を成し得ることが真の経営者の証です。

第6章・プロ経営者への道で取りあげます。

3.経営者としての在り方、経営計画、実行

Comment

経営者としての在り方は、第6章・プロ経営者への道 (旧テキストでは第1章・経営の基本) 、経営計画は第1章・経営の樹を育てる (旧テキストでは第7章・経営計画書) 、再建実行については別冊、経営再建 (旧テキストでは第9章・善意総和型再建方法) で取り上げています。

是非欠かさず参加して下さい。必ず理解出来る様になると思います。

4.コロナの驚異が薄くなる頃、大不況の波がくる。 この言葉に驚きましたが、確かにそうだとも思います。国が中小企業を半分にという政策はもう起きてきていると感じます。その波に負けない為にこの先を見据えた 『経営計画書』 の作り方。 これを学びたいです。

◎Comment

私は建設業を営んでいた時、武器として事業計画書による提案営業 (旧テキスト76頁) を行なっていました。

そして現在の再建の仕事の第一歩として再建計画書を作ってきました。それらの経験から得られたノウハウを全て提供したいと思います。 是非学んで下さい。

4.勉強会を通じて、自社にどんな成長をのぞまれているか教えて下さい。

経営者勉強会への質問

1.品性を磨き、社内外の方から信頼と協力を得られるような人間になる。お客様がお客様を呼んできてくれるような商品、サービスを提供できるようになっている。資金的な余裕が生まれる

Comment

この勉強会に参加して下さい。

必ずその様になれるものと思います。

2.社会に貢献しつづけ、幸せな世の中を創造する人物と会社を創る。

Comment

そのまま経営理念になりますね。是非共お手伝いさせて下さい。

3.本日の講義から自分に出来ていないこととして意識できたのは、①自身が異質化している部分を明確に言語化できていないこと、②ムラの排除、③共感しやすい理念の作成と理念の浸透、④報告の徹底小さな課題からコツコツ取り組みます。特に、ムラの排除に重点的に取り組もうと考えます。10年後には無為自然な経営者となって、毎週ゴルフに行っても社員に気付かれないようになりたいです。

Comment

10年後と言わず、この様に考えられていれば、経営の真理が理解出来るに従がい、自然に達成されるものと思います。

真理で物事を考える様になると、その瞬間から変化し始めます。その理解の度合に応じて無為自然の境地に至るものです。

4.私はとても形にとらわれた経営をしていると気づく事が沢山ありました。ふと思うのが、その形が整った時、私は次に何をしたいのだろうと。形にとらわれない自分や会社がどの様な成長を遂げるのか考えると今会社がとても危機的状況ですがなぜかワクワクしています。このワクワクをもっと大きくしていく成長をしたいものです。

Comment

形、つまり知識で考えると時間が掛かりますが、心、つまり真理で考えると形の概念が取り払われることにより、瞬間に改善されてゆきます。

そのワクワク感がそれを表わしているものと思います。

5.会社のみんなで、楽しくイキイキと仕事ができる環境で、ここで働けて良かったと思うように、自分も社員も思うことを望みます。

Comment

理想の経営と思います。

考え方、やり方次第で必ずそのようになります(テキスト116頁 及び 151頁のColumn)しかもこれは大変簡単なことです。

今までの知識の弊害を取り除く事が出来るかどうか?によります。

5.勉強会への質問、要望などがありましたらご自由にお書きください。

勉強会を通じてのご要望

①経営理念について 

1.「100年続く企業作りをサポートする」税理士法人シン総合会計」最近、少々判りづらいと考えています。誰の目にも明らかで、夢とロマンに満ち、社員に自信と誇りを与える、という点では、もう少し判りやすい理念にブラッシュアップしたいと考えています。ですので、本に掲載して頂くには不適格かと考えます。根底にある考えは、会計事務所として、小さくても強い会社を作るお手伝いをする。会計と税務をキチンと整備することで、会社は強くなっていく。強い会社は雇用を生み、地域社会の安定につながる。会計業務の積み重ねにより、地域社会の安定に貢献したい。という思考プロセスです。その為の経営方針としては、タイムリーで正確な業績報告会社の継続を意識した財務諸表の作成絶対の黒字化、ですかね?税理士としては限界を感じる部分もあります。

Comment

異質化とは、外部からの見方であって会社にとっては本質化になります。しかし、本質を考えると果たしてそれだけでしょうか?税理士の仕事は、決算書として会社の経営状況をまとめることであると思います。

◎決算書の目的は3つあると思います(旧テキスト102頁)

  1. 1年間の営業(経営)活動の記録
  2. 会社の信用度判断の基礎資料(知識)
  3. 税金の計算資料

この3つに求められるもの、それは黒字決算である筈です。つまり、黒字決算は絶対必要条件である筈です。

このように本質に迫っていくと決算の目的は黒字でなければならないことになります。ところが一般的な税理士は税法や商法に基づき正確に決算を行なうことが仕事と思っていられる様に思います。

物事は陰陽で成り立っています。

  • 陽は正確に計算すること
  • 陰は3つの目的を達成すること

この陰陽の両方を満足することが税理士の本質ということになると思います。

私は建設業を営んでおりましたが、方針として 「幸福を育む住み家を造る」 としていました。 地震に強い、デザインが良いは当たり前の事です。

住み易さ、特に間取りによって幸不幸が左右されることを知っていたので 「お客様の言う事を聞いてはならない!」 と指示していたほどです。

これと同じように考えると、税理事務所の本質は黒字決算を計上することが使命であり、本質であると思います。無責任に言わせて頂くならば、理念は 「黒字にこだわる税理事務所」 の一文で全てを表せるように思います。

そして税理士として限界を感じる部分があると書かれていますが、限界ではなく、自ら限界を作ってしまっているように思います。黒字決算は、会社にとっても税務署にとっても歓迎されるものと思います。

そのことは会社を取り巻く全ての関係者と調和を取ることに繋がります。(旧テキスト 23頁、対境関係との調和) 限界どころか、無限の可能性が秘められているように思います。

2.古川さんの、人を大切にするようになったきっかけを教えてください。

◎Answer

私はどちらかと言うと人を大切に生きてきたように思っていました。しかし、大きな考え違いであったことを52歳で会社倒産により、気付くことが出来ました。

旧テキスト168頁、愚かさの反省、そして241頁、人生の再出発、そしてその結果としては253頁、人生再生事例15をご覧下さい。

更に前回のアンケート (3、6、18) のQ3、Q4に書いた通りです。一言で言うと 「今まで多くの人達に迷惑を掛けてきた。 その罪ほろぼしに困って いる人の役に立たないと釣り合いが取れない」 と思うようになったことがきっかけです。

皆さまへMessage

今回も、沢山のアンケートを頂きありがとうございました。

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