• 日時:令和3年6月18日(金)19:00~21:00
  • 場所:品川駅近 関ビル4階(オープン&ZOOM配信
  • 講師:古川益一
  • 司会:髙橋利至
  • 書記・HP・設営 :鈴木一弘・鈴木健太郎・髙橋利至・山田武久

3期最終回は 「倒産」 を 「倒して産む真の人生」 と捉えた再建方法を学びました。

1.学んだこと・感想など

①倒産は再建方法の一つということを改めて感じました。 倒産後に楽しい人生が待っているなんて、再建をしていただいた際は思えませんでした。 今やっとわかるような気がします。

◎Comment

倒産は形の上でのこと、心が倒産していない限り、必ず 「形で計り知ることの出来ない新しい人生」 が待っています。

今、不幸にして経営困難となった業種の方々には、この真理を教えてあげたいものと思います。

②倒産というテーマから、より悲壮感、焦燥感が強い内容と予測していました。しかし、倒産が出直し、自己改革につながるということを伺い、ポジティブなイメージに変わりました。本日もまた、「発想の転換」を学習することができました。

◎Comment

まさに 「発想の転換」 です。

簡単に言うと 「が」 から 「も」 への転換です。

「あれが良い」
「これが良い」

から

「あれも良い」
「これも良い」

と考えることです。この考え方は陰陽思想の原点です。

「陰極まれば陽に転じ、陽極まれば陰に転ず」 と言うように、この世の中は陰と陽の移り変わりにより成り立っています。だからこそ楽しい人生が送れます。

当勉強会では陰陽思想を真理として取り入れています。

③倒産に際してもやはり社長の品性が強く求められる事と思いました。平時でもなかなかうまくいかないのに、極限の状況でも、素直に反省できるだろうか、相手から神の心を引き出せるだろうか、と不安にもなりました。知識ではなく真理。 常日頃から心の中心に据えて、これからも日々学びを深めていきたいと思いました。

◎Comment

「真理で生きる」 ことは難しいことであると同時に簡単なことでもあります。

つまり、人間の幸不幸の捉え方そのものであるからです。

形を求める人生を送っている人ほど難しいことと思います。 そのような方ほど、この考え方に対し理知的に取り組み分析して心の整理をして頂きたいと思います。

「あ!なんだ!こんなことだったのか!?」 と思えるようになる筈です。

④「倒産も再建手法の一つである」というのは、他では聞けない、古川先生ならではと思いました。 そして、「倒産の時に、財産を隠すという不誠実な行動を取った人程、再建は困難。周りの関係者の温かな応援が得られないから。関係者に唯一理解して頂く方法がある。それは『至誠』の一言である。」と教えて頂きました。経営者として、会社を存続させるという社会的責任を負いながら、いよいよ立ちいかなかくなった時は、きれいさっぱり法人という人格を倒せばいい。そう思うと、「いかなる逆境に遭っても乗り越えられる」という安心感が得られて、経営にチャレンジしようという勇気が湧いてきました。

◎Comment

素晴らしい感想です。

このように受け止めて下さる方がいられること、大きな勇気を頂けます。

ありがとうございます。

⑤現在、会社が危機的な状況に瀕しておらず、”倒産”という重みを自分事に捉えることが出来ないのが本音です。しかしながら、今回の勉強会で学んだ 「金持ちとは収入の範囲内、且つ、その生活に満足できる人」 は倒産するしないに関わらず、平常時でもそうあるべきだなと痛感した次第です。得てして私自身も 「常に改善して良くしたい」 「今よりも更に上のステージを目指 したい」 というゴール無き”形の世界”に意識が捉われがちになってしまう部分があるのは言うまでもありません。今あるもので満足する事、すなわち”足るを知る”という考えを生活レベルで実践し、今あるもので満足できるよう、毎日を丹念に生きていこうと思いました。

◎Comment

この世の中は見えない世界 (陰) と見える世界 (陽) で成り立っています。

  • 見えない世界では人間として生まれた奇跡に感謝して、その人生の素晴らしさを追求する。
  • 見える世界では生活できることに感謝して “足るを知る” 心を生活の基本に置く。

この2つの真理を理解出来れば “物心両面” の幸福が得られることと思います。

⑥ (1円でも多くの黒字化)がすごく重要かと思いました。 赤字だったとしても、黒字決算により、税金を払うことで社会に役立ち、会社の存在意義を維持でき、経営者としての再起もはかれるからです。赤字の究明を出来るかどうか、その人のその後の運が問われるかと思います。財務戦略の肝で、お金は会社の血液なので、酸欠で死なないように、計画的にやらなければならないと思いました。我が社は理念と方針を目指して社員一丸となり頑張っている姿を生涯やっていきたいと思いました。

◎Comment

経営者としての心構えとして最も重要なことは、社員一丸となって楽しく経営出来ることです。これは誰でも納得してくれるものと思います。

しかし、形の上でどうしても必要なことがありますが、これが議論が分かれることです。

それは、決算に対する心構えです。私は 「決算は黒字にしなければならない」 と言い続けています。

設立初年の決算であっても黒字にするべきと思います。

《自分に課すべき考え方》

  • 赤字経営は社会にプラスにならないので存在価値がない
  • プロ経営者は黒字にしてこそプロである

《対外的な効果》

  • 税金を納めることにより、公的支援を受けられる
  • 銀行からの支援を受けられる
  • 取引先、特に仕入れ先からの協力を得られる
  • 利益を社員に分配することにより、一心同体の経営が出来る

など、私は黒字決算に強いこだわりを持ち続けることがプロ経営者の条件と思っています。

⑦私は社会人になって何人も会社経営者や個人の自殺を見てきました。皆、悩みに悩んで誰にも相談できず、苦しんで人生を終わらせてしまいました。私自身も亡骸を発見してしまったこともあります。私も古川さんに出会うまでは恐らく、行き詰まったら同じ様な行動をしていたかもしれません。「たかがお金の事」 と古川さんに言われた時、そんな簡単に言わないでくださいよ… と思いましたが、会社の仕組みやお金の借り方返し方、会社の在り方をこの勉強会で学ぶことにより、会社を倒産させることは大したことではないと思える様になりました。私はよくこう思います。男女がお付き合いして結婚して夫婦生活をするうちにお互いがすれ違ったり考え方が違ってきたり、会話が無くなり末は離婚… 結婚する時に自分達がまさか離婚するなんて考えもしないと思います。会社経営も同じかと思うのです。忙しい忙しいで、大事な経営を学びもせず、社員の声も聞かず、自分本位に経営していれば、結果は家族、社員、取引先の方に迷惑を掛ける結果になります。ここでもやはり感謝、反省、実行を常に心掛け、学ぶことをやめてはいけないと思いました。話すこと、相手の心を理解することも大事に、欲も程々に、折角人間に生まれてきたのだからこの世に花を咲かせる生き方を、誰かの役に立てる人間でいたいなと思います。“倒産は単なる知識の世界の話” このくらいの程度に思って会社経営をやっています。今は皆様のお陰様で毎日楽しく休みなくお仕事させていただいております。有難い毎日です。

◎Comment

長文の感想を戴き感謝です。

この中に “たかが金のこと” が出てきました。これは、苦しんでいる人にとっては無責任な言い方に聞こえると思います。

これには2つの見方があります。

  1. お金と自分の人生を混同して最悪の事態を招く (自殺など) よりも簡単に考えて早目に関係者に伝えることにより不幸の連鎖を防ぐことができる。
  2. お金は経営資源の一つと捉えればもっと客観的に考えられ、道を誤ることがなくなる。その気楽さにより経営も順調になる。

このように自分の人生とお金を混同しないよう困っている人々に訴えたいと思っています。

⑧ 経営の真理を理解し、体験することで、本当に経営をすることが簡単で楽しくなること。必要な知識のみ入れると迷わないこと。責任を果たせ!しかし重荷を負うな!いい言葉です。見えない世界を大切にする新しい発想。

◎Comment

的確にまとめて頂き感謝です。逆説的ですが、見えない世界を大切にすることにより、見えない世界のありがたさが分かってきます。 

知識もその場、その場で必要な知識を吸収すると、無駄な知識がなくなり、より多くの知識を得られることになります。

⑨自分を信じない事。人の言うことを信じない。真理を見て調和する事。

◎Comment

自分を信ずると突当り、人を信ずると悩みます。かといって信じないと世の中調和が取れません。

ここは 「信じないで疑わない」 ことに尽きるのではないでしょうか?

⑩妥協とは真理で見て、お互いの満足を得る事。 割って真中をを取る事ではない。

◎Comment

妥協とは良くも悪くも足して2で割ることではないですね。お互いの考え方の違いを真理で調和させ、それに合わせる努力をすることですね。

⑪責任を果たして重荷は負うな。友人が9人の債権者に対して一生懸命返済しているのを思い出しました。友人に話してみようと思いました。昨年、当社も古川先生に力を借りて再建を果たすことが出来ました。初め私も自信があり、自分の考えを貫こうとしてどんどんドツボに入っていったのを常に心に留めております。いつでも謙虚に無為自然を意識して、日常を送るようになり、凄く楽になりました。本当にありがとうございます。

◎Comment

責任を果たしながら重荷を負わない生き方は己の 「器」 に合わせた生き方をすることにより、自然に 「器」 は大きくなっていくことと思います。

会社の再建はそのことに気づくことが出来ればそれ程困難なことではありません。このことに気が付かれてよかったと思います。

⑫倒産と言う言葉を聞いて、4年前に一緒に仕事をしていたリフォーム屋の社長が自殺未遂をしました。みんなで会社を片づけるのにとても大変な思いを辛い体験をしました。あの時先生が居たら今は違う人生、倒して新しい人生を産むことが出来たのではないかと思いました。「至誠の人」 いつでも誠実でいることが大切。「幸福の6つの花びら」 自分が長く続けてもあきのこない生き方。無理をしない、気負わない、飾らない、自然な生き方で感謝する心、和の心であること、で6つの花びらがきらきらと咲き、幸せな人生になると思いました。倒産とは怖いものではないことが学べました。 いつもありがとうございます。

◎Comment

このような感想を頂けることが何よりの喜びです。ありがとうございます。

⑬ 貴重な授業本当に為になっています。ありがとうございました。学んだ事はとにかくどんな事が自分に起きようとも、感謝と思いやりが必要で、そして自分に今起きていることを、しっかりと見つめる。そうして次に向かう自分を想像して幸せの道に進める事が学べました。倒産は倒れて生まれる。倒産は怖いものでは無く、生まれ変わるものなのですね。

◎Comment

これからの世の中。経営者に取って一般社員に取ってもどの様な変化が待っているのか、誰にも予測が出来ません。このような考え方を持つことが、最も重要なことと思います。

是非悩み苦しんでいる方々に教えてあげて下さい。

⑭ 「幸せ」、「金持ち」を自分で定義できること。

◎Comment

この気づきは、これからの人生を変えていくことと思います。幸せとは 「幸福の花びらを咲かせること」 と思っています。

これは形ではなく、自分がそのように思えるかどうかによって簡単に達成出来ることです。つまり、何事にも感謝する心が生まれれば幸せになれると思います。

金持ちは、 「あるお金で満足すること」 その結果、お金を使っても使っても困らない本当の金持ちになれると思います。

以上の3つは心の世界を言っていますが、不思議なことに形の世界でも金持ちになっていきます。

「金持ちになる極意」 是非試して下さい。

2.質問にお応えします

Q1.倒産の仕方を具体的に学びたいです。

◎Answer

倒産に至る原因は様々です。

  1. 放漫経営によるもの
  2. 取引先の倒産による連鎖的なもの
  3. 事業の失敗によるもの
  4. 借入過多により返済不能となったもの
  5. 環境変化により、立ち行かなくなったもの
  6. 政府などの規制の影響を受けたもの (コロナ規制など)
  7. 自然災害や事故によるもの
  8. 経営者自身の体力不安や自信喪失によるもの
  9. 社員の反乱、労働争議によるもの
  10. 詐欺事件に巻き込まれたもの

このようになった原因は様々です。 しかし経営者の生き方は、通常会社経営に真剣に取組んできた結果なのか?自分の欲のために経営してきた結果なのか?

そのどちらかです。

しかし私はこれに一つ加えたいと思います。

  • プロの自覚を持って経営してきたか?
  • そのプロになるための努力をしてきたか?

この意識がないとこれからの世の中、経営者を続けていく事は困難です。自分自身に原因がなくとも乗り越えられる力を必要とするからです。

一日も早く気付いて頂きたいものと思います。そして倒産の仕方は上記3つのパターンからその取り組み方が違ってきます。

その経営者の考え方、生きる姿勢によって全く違った方法を選択することになります。その経営者の今日の生き様によって周りの協力を得られるかが大きなカギとなるからです。

Q2.今の借入金が多くて、そもそもこの借入金の月々の返済は、当社が得る利益額を超えているように思うのです。 事実上、過去にはこの利益は無いです。 ですので、経費の人件費を減らすか、新しい商品サービスを作って可能性を拡げる方法に出るか?古川先生ならどういう方法の考えをとりますか?

◎Answer

経営不安は、様々な要素が絡み合って起きるものです。従って先ずは現状の分析から始めます。

《分析》  

分析と言っても現在の結果の分析ではありません。なぜこのようになってしまったのか、その原因の分析です。それが分かればこれからの道筋を描くことはそれ程難しいことではありません。

経営の樹の育て方に沿い、修正、改革していくだけです。

  • 借入金の返済は経費ではありません。損益とは区別して考えるものです。
  • 人件費は増やすものでも減らすものでもありません。人件費比率を守る事です。
  • 新しい商品サービスを作ることはリスクが伴います。経営難の今は考えず、会社に貢献してくれている商品やサービスを伸ばしたいものです。

以上、一般論で申し上げました。

詳細は個別にいただきたいと思います。 

Q3.現在、本業のサラリーマンでは、所属している部署の上層部の面々は、私から見るとほぼ全員が「罪人」の組織に所属しています。(とても偉そうに評価していますが、部下の方々も同じ意見をもっている人が多いようです。 部下の皆さんは波風を立てることはせず、流れに飲まれている状況です)そのような状況のなかで、少しでも理不尽な指示から部下を守りたい、組織を良くしたい(普通の状況にしたい)との思いから「譲れないこと」として真理で物事を進めようとしてますが、権力を持った罪人たちとうまくいかず、日々悩んでいます。 もちろん私自身の至らない部分はたくさんあると思いますが、このような状況のなかで、どのようなスタンスで臨むとうまく物事が進むかアドバイス頂けると幸いです。

◎Answer

これは中間管理職の方の悩みの様に思います。私もサラリーマン時代、いつも上司と衝突していました。

真理の考え方で言うと次の通りです。

1.人は人を変えられない。

上司の人の考えを変えようとするのはほぼ不可能です。しかし、自分の考えを変えることは可能です。「和して同せず」 の心で臨んだらいかがでしょうか?形の上のことについては和す。が、心の上では同じない。つまり自分や部下の人間性まで貶(おとし)められることは受け入れない。という事と思います。

2.お互いに意見が違った時の考え方は、 “両者の正邪曲折を正しながら人間的な次元を引き上げつつ解決してゆく” です。

次元を引き上げるとは、鬼の心から人の心へ、人の心から神の心へと引き上げながら、お互い思いやりを持って解決していくことです。

そして、交渉時には、陰陽における会話術を取り入れて下さい。陰陽は常に入れ替わっています。相手が強い時は陽、こちらが陰です。  こちらが強い時は陽、相手は陰です。

陽の立場にいる時は先手必勝
陰の立場にいる時は後手堅守

陰陽思想は、毎月第1土曜日 13:00~16:30 横浜市南太田にて、陰陽五行風水家相塾で学んでいます。

是非参加下さい。

Q4.先生ご自身が倒産により生活を変えた際、ご自身の将来へのモチベーションになっていたものは、具体的には何だったでしょうか?

◎Answer

倒産したのは52歳でした。それまで形の目標を掲げて生きてきました。静岡県で総合建設業と言うジャンルに於いてNo1を目標にしていました。

しかし、それも倒産により色あせ、つまらないように思えてきました。

そこで我に却ったらすでに50歳となり残された人生は僅か20年足らずと言うことを実感しました。そこで、形の上でのことにうつつを抜かしていては人生が勿体ないと思いました。

そう思ってから形に捉われず、見えない世界があることを追求し、少しでも知ってから死んでゆきたい、と思うようになったからです。

それから20年が経過、多くの経営者の一助となることを願い生きております。

Q5.一般的な価値観と異なる価値観を定義し、それを守り通すことは難しいことのように思えます。先生が自ら定義した「幸せ」「金持ち」についての認識を、周囲の状況に拘わらず揺らぐことなく確立してこれたのはなぜなのでしょうか。講義にある、本質を捉え、一般的な形式的な考え方に流されないでいるために、重要なことは何でしょうか。

◎Answer

価値観を定義することは、難しいことではありません。何故ならば自分の世界だけで決めて実行できることであり、他人の協力も要請もいらないからです。本質を捉えることの重要性については次の通りです。

1.形の世界と心の世界を分けて考える

  • 形の世界とは、必要なものである。 従って必要であることの条件さえ満たすことができればそれで充分である。
  • 心の世界とは目に見えない心の世界であり重要なものである。従って一歩足りとも曲げることは許されない。

2.自分の人生を大切にする

  • 自分は何のために生まれてきたのか? 誰も彼も何らかの形で世に役立つものを持って生まれてきた。だからこそ人間社会が形成されている。であれば、自分の持つ能力、運命を世の為に役立たせなければ勿体ない。
  • 人生は有限である。とすると死への行程を歩き続けていることになる。であれば、色々な人達との思い出を胸に刻みながら死への準備をしたい。

単純にこのように考えていくと、一つ一つのことに影響を受けずに流れにのまれず流れに乗れば良いと思えるようになってきた次第です

Q6.「幸福の6つの花びら」は古川先生から話を伺うたびに、心に沁みます。ところで1~6ある中で、最初に「夫婦円満」とあります。つまり「幸福の6つの花びら」を満開に咲き乱すためには、夫婦関係が全てのベースになるのでしょうか?この第12章の写真には古川先生の奥様の出現頻度が高く、夫婦仲というのが長い人生にとって大きな意味合いを持つように思えてなりません。古川先生が倒産されてから2年間ほど気持ちの部分で沈みこむ時代があったと聞いておりますが、やはり奥様の存在は大きかったのでしょうか?また、もし可能でしたら伴侶と仲睦まじく生活するための秘訣(具体的な行動、言葉)などを教えて頂けると今後の参考になります。よろしくお願い致します。
※既婚者からの意見です。

◎Answer

幸福の6つの花びらには順序があります。

幸福の花びら

このように段階を踏んで叶えられていくようです。その基礎となるものが夫婦円満です。

しかし経営者の多くは夫婦不仲が多いものです。私もその一人でした。

会社を亡くして普通に家庭に居る生活を取り戻して始めて妻の有難さがわかりました。それまでは分かりませんでした。

家で食べる食事が意外に美味しかったのに気づき 「料理上手くなったね」 と言ったら、 「昔から同じ、今まで家で食べたことがなかっただけ」 と言われ唖然としました。

人生をくだらないことに浪費し、勿体ないことをしたと反省しました。そのことから倒産とは 「倒して産むこと」 のフレーズが生まれました

仲良く暮らすためにはやはり何でも良いから感謝し誉めることに尽きるように思います。他にもありますが、これ以上は勘弁して下さい。

是非、我家に遊びに来て下さい。

Q7.経営再建の改革、再生、転生、倒産、私の会社はまだ改革という範囲である事が解りました。収益体制の改革、組織改革、色々と見直す事があると思いますが、まずどういったところから手をつけていくものでしょうか?まだ何とかなるという思いが芽生え、出来ることから始めていくようにしていきたいです。

◎Answer

まさに経営の樹を育てる、如くです。次回の講義内容で詳しく説明しますが簡単に申し上げます。

  1. 根=経営理念が浸透しているか?
  2. 幹=経営理念を具体化するものか?
  3. 3本の枝の調和が取れているか?
    ・ヒト=組織の一人一人がやりがいを持っているか?
    ・モノ=営業するモノやサービスがオンリー1か?
    ・カネ=財務は健全か? 無理はないか?
  4. 3本の枝の調和が取れているか?
  5. 花=どんな花を咲かせようとしているか?
    このようにして根から一つ一つ分析していけば、必ず問題を見つけることが出来て改革へと進めるものです。
  6. 土壌=経営者の品性が、社員一人一人の品性と一体化しているか?
  7. 環境=周囲の環境、つまりお客様や取引先から情報 (情けに報いる) のやり取りが出来ているか?

このような順番で一つ一つチェックしてゆけば必ず、修正点が分かり方針はもちろん経営理念そのものにまで変更することになろうかと思います。

このように根っこから順に分析、改革することにより成功していくものと思います。

3.勉強会で学ばれたい内容がありましたら教えてください。

経営者勉強会で学ばれたいこと

1.経営者の私と、従業員のみんなが共に同じ認識を合わせ、同じ方向に動く方法。

◎Answer

このことは経営をしていく上で最も大きなテーマと思います。

一言で言うと、社員全員で経営の樹を育ててゆくということになるように思います。

2.会社の営業成績をいかに社員の力で伸ばしていけるのか、社員同士のチームのあり方など学べると有り難いです。

◎Answer

これも上記と同じですが、 「営業成績は伸ばすものではなく伸びるもの」 であることの理解が大切です。

是非当勉強会に続けて参加して下さい。必ずそのようになって来る筈です。

3.個人的には、通しで受講できていないので、また最初からオーソドックスに講義をしてほしいです。

◎Answer

この講義は平成28年から毎月欠かさず続けており、長い人は6回も聞いて下さっております。先日6回目にしてやっと真理というものが分かりかけてきたと言って下さった方がおりました。

私が真理に目覚めたのは会社を倒産させてからです。

真理は悟れば悟るほど奥が深く、シンプルになると同時に全てに於いて視野が広くなっていくように思います。

これから皆さんのアンケートに応えながら更に真理というものを追求してゆきたいと思います。

7月から新しい形で行ないますが、基本は同じです。是非ご参加下さい。

4.勉強会を通じて、自社にどんな成長をのぞまれているか教えて下さい。

経営の樹を育てる会

先週、今週と、人の3つの心について学ぶ機会が多かったように思います。相手の心を変えていくことと同様、自分自身も利己的な理由から鬼の心になっていることがないか、日々自省していきたいと感じています。

◎Comment

日々自省していくことは大変重要なことと思います。

私は日記帳にて反省を繰り返しています

2.旅館の運営が安定し、会社や周りの関係者に良い影響が与えられるような自分として成長したいです。

◎Comment

そのように思っているだけで必ず成長していくものと思います。

思うこと自体が素晴らしいことです。必ず協力者が出てくるからです。

3.安定した経営をすること。地盤を固めること。店長たちのみでやっていけるしくみをつくること。頑張った人がその分プラスになること。

◎Comment

この中にある 「仕組みを作ること」 このことが知識と真理の調和による組織化になるものと思います。楽しみですね。

そしてこれらは一つづつ達成していくのではなく一挙に達成できることです。

4.泰然自若とした経営者、経営を楽しめる経営者でありたいです。形へのこだわりを捨てれば気楽な経営を行えるのだと思いました。形へのこだわりを捨てて、楽しい会社を作っていきたいです。

◎Comment

その通りです。このことに気が付かれたということは、必ずそのような会社に育っていかれることと思います。

5.勉強会への質問、要望などがありましたらご自由にお書きください。

具体的に誰かの悩みが出てきたことを扱って、それに先生が真理で答えていくこと。

◎Answer

その方の許可があればいつでも構いません。

どうぞよろしくお願いします。

2.会運営ありがとうございます。お手伝いできることがあれば、お声かけてください。

◎Answer

ありがとうございます。

事務局の方に大変ご苦労をお掛けしています。

是非、御協力お願い致します。

古川益一先生から皆さまへMessage

今回も沢山のアンケートを頂きありがとうございました。