再建への心構え
  • 日時:令和3年6月4日(金)19:00~21:00
  • 場所:品川駅近 関ビル4階 オープン&ZOOM配信
  • 講師:古川 益一
  • 司会:髙橋 利至
  • 書記・HP・設営 : 鈴木一弘・鈴木健太郎・髙橋利至・山田武久

コロナ規制により、本日は上記会場にて行ないました。 

1.学んだこと 感想など

①人の事に干渉するから悩む。正にその通りだと思いました。真理に基づき感謝の心を持てばどのような悩みもなくなる事を体感しております。

◎Comment

プロ経営者10訓 (31頁) 2.プロは自らを売り込まないが、頼まれたら期待以上の仕事をする、に繋がります。

感謝の心とは、「大きな心で受け入れる心」 のことであり、自分の物差しで善悪を判断することではないですね。

②社長として器量を磨く努力をしてきた。 しかしその結果として会社が黒字にならない。 ならば自己の器に合わせた形に変えてみよう。これを理解するのに悩んだ事を思い出しました。 先ずは自分の器を知る事が大切だと感じました。無為自然でいることで自然と調和してくる事が多いと感じました。

◎Comment

努力家、がんばり屋さん程、これが分からないで苦しむようです。

  • 自分自身を客観的に眺めて無理をしていないか?
  • 苦しんでいないか?

問い続けることが大切です。

③花は咲いて当たり前。 シンプルに考えれば分かるのですが、自然とそれを受け入れられるようになるにはまだまだだなと感じました。

◎Comment

今までに培ってきた知識の矛盾に気がつくと自然に悟れるようになると思います。

私は 「花は咲くもの、枯れたらおかしい」 と気づいた事により 「人間は健康で当たり前、病気になったらおかしい」 と思うようになり、以来その考え方一つで健康を取り戻すことができました。

現在のコロナ及びワクチン禍においてもこのように考えて行動しています。

④真実はその人の正しい考え方。なるほどと思いました。確かに人は自分の正しさを持っていて、いつの間にかそれを人に押しつけてしまうような事もあると思いました。

◎Comment

人と人はお互いに正しいことを主張することにより争いが生まれ、大きくは戦争になります。

過去の歴史を見れば分かる通りです。

だからこそ 「統一した考え方を経営理念に込めること」 そして 「和は求めるものでなく生まれるもの」 の真理が分かると思います。

⑤再建の心構えは、再建をしていない状況であっても日頃の生活、事業、活動に於いても意識していくと自然に調和し流れに飲まれず流れに乗れると思いました。また、再建は心構えの見直しからとあるように、知識武装したカタチを取るよりも、真理を知ることで、より生きやすくなるのではと思いました。思い返すと目先の利益に捉われて失敗したことや、営業成績でトップとなり有頂天になった途端に営業成績が一向に上がらなくなり失敗したことを思い出しました。このような経験を過去に出来たことに先ずは反省をし、失敗したことに感謝して少しづつ品性を高めていきたいと思います。

◎Comment

そのように思われること自体大きな進歩です。全ての出来事が暗雲が晴れるかのように好転していくと思います。

⑥和して同せず、陰陽は心と形、戦略は戦いを略すこと、物質世界でなく心の世界で一番を目指す、売上利益率が大事、快適な職場作り、見える快、聞こえる快、言える快、再建するときは先ず売上を下げる。

◎Comment

本日のポイントをまとめて下さり感謝です。

それぞれの理解が深まるにつれ加速度的に全てが順調に流れていくものと思います。

⑦ 「逆も真なり、ならば10ポイント」追い込まれている時は、目の前の事しか考えられません。10ポイントで本当に心から楽になりました。素晴らしい考えだと思います。全ての人に感謝です。 真理と調和が大切です。思いやりの心、感謝する心、そして笑顔で自分も周りも幸せになると思います。

◎Comment

「逆も真なり」 は私の再建コンサルタント体験の中から生まれた考え方です。

多くの経営者は 「努力ゆえの苦労」 をしています。

自分自身の運命を知り、それに合わせることによる幸福の見つけ方」 を教えてあげて下さい。

⑧ 「再建への心構え」は、真理の総決算とも言えるような、今まで学んできたことのエッセンスが結集したものと感じました。特に経営者の品性を真正面から求められる気がして、身が引き締まる思いで聞かせていただきました。一つ一つみればまさに真理、ごくごく当たり前と思うのですが、いざ実践するとなると、一つ一つとても重い内容と感じましたので、日々過ごす中で少しずつでも自身を高められるように過ごしていきたいと思いました。

◎Comment

そのように感じられたこと、講師としてこれ以上の喜びはありません。

ありがとうございます。

⑨1日で経営計画書を作成する次善手法をし、欲張って出来ないようなやり方をしない。

◎Comment

この考え方は 「無為自然の経営」 となり自然と成長してゆくものです。

「次善を求めて即実行」 は全ての経営問題解決へと結びついてゆくものと思います。

⑩知識の世界で話し合いをするとなかなかまとまらないことも、真理で話し合うことでまとまっていくように感じました。そしてそこには、知識の世界よりも自由があるように感じました。

◎Comment

その通りです。

このような考え方が社内に浸透するに従がい、

  • 和気藹々とした社内ムードが培われる。
  • 社員それぞれの自由な発想により、能力が発揮される。
  • 重なることにより大きな力になっていく。

ものと思います。

⑪思いやりの真の意味が衝撃的でした。 相手の行為に善悪をつけて批判することを日常的に自然にしていました。感謝を忘れずに過ごしたいと思いました。

◎Comment

善悪の批判も2つあります。

  1. 知識、つまり形の世界のものなのか?
  2. 形に表れない心の世界のものなのか?

によっても対応が違ってくるものです。少しづつ分かっていくものと思います。

⑫ 「次善」「後手堅守」という概念について、新鮮に感じました。日本の教育は、どちらかというと「最善」「先手必勝」を重視する面が強いと思います。大きな話にはなりますが、それが現在の社会のあり方につながっているのかもしれない、ということも感じます。一歩引いて考える、という手法はこれまでにはなく、またそれゆえに様々な面で有効なのではないか、と思いました。

◎Comment

仰る通りです。 まさに真面目な経営者ほど苦しんでいます。

特にコロナ後の世の中を考えると一日も早くこの考え方を知って頂きたいものと強く思っています。

⑬関わる必要がない人には関わらなくていいということ。感謝できる心を持てば、どんな人にも、全ての人は私を良くしてくれる存在ということ。3つの心の、神の心、人の心、鬼の心を持っているのは普通ということ。

◎Comment

当講座は真理を説いているため、一般の経営論や人生論とは違います。

そのことに気付いて頂けることは大変嬉しいことです。 ありがとうございます。

⑭本日は再建の心構え10か条とのお話しでしたが、気楽な経営の極意を教えて頂いたように思えます。人の弱さを容認できても、自分自身については、厳しく見てしまう。日本の真面目な経営者にはそのような傾向があると思います。しかしながら今日のように難しい社会では、もっと気楽に構えて経営に臨まないとメンタルを損なってしまうように思います。本日のお話も、とても勉強になりました。私も、楽観的に経営を楽しんでいきたいと思いました。

◎Comment

経営再建を一言で言ってしまうと

今まで器以上のものを入れようとしていたから悩んでいたのだよ。 自分の器に合わせることが出来れば再建出来るのだよ!

と理解させ、「器に合わせる道筋と方法を教えてあげること」 になるかと思います。

⑮ 「売上を下げながら、人件費を上げていく。」と「人件費を40%以内に抑えること」の2つが相反するのではと思っていました。 しかし、今回、具体的な数値で、説明して頂き、腹落ちしました。 徹底的なスリム化で、無駄な変動費・固定費を削減。筋肉体質の会社へ再建することにより、適正な人件費率(40%以内)を守りながらも、無駄な経費が削減されている分、人件費は増えているという事が、よくわかりました。

◎Comment

メタボ体質のままでは、いかに努力しても健康にはなれない、と言うことですね。

今まで丁寧な説明をして来なかったことを反省しています。これからもっと分かり易く丁寧に説明してゆきたいと思います。

ありがとうございました。

⑯再建の心構え10ヶ条の9条、「最善を求めず、次善を求めて即実行する」が改めて印象に残りました。「完璧を求めず、取り敢えず良いものを作る」「全勝を目指すのでは無く、8勝7敗で勝ち越せば良い」という考え方に至る事で、気分的に楽に物事を進めるようになりました。テキストには将来の計画などに用いる考え方と掲載してありますが、様々な局面で実践できる現場学だと感じております。

◎Comment

私達は今まで 「最善を求めてがんばれ!」 と教え込まれて生きて来ました。

その為 「最善という言葉」 が全ての絶対的なものと思い込んでいたように思います。しかし、真理で考えると 「人は先が分からない以上、最善は無い」 ということになります。  

御指摘のようにどの場面でも適用することと思います。

⑰再建への心構えで絶対的に大事なことは、先ず反省すること。これ無くしては古川先生がいくら尽力しても、再建は出来ません。私も実践で色んな方の案件を見てきましたが、本人の品性(器)が相手への善意を引き出す為の重要なポイントになると確信しております。これが無い方、あるいは品性が低い方はいくら戦術を立て実行しても上手く運びません。周りの善意(鬼の心を人の心、人の心を神の心に)が得られれば必ず再建は出来る、私は犯罪を犯した方が、猛省して善人になるにある意味近い気がしてなりません。経営難の再犯をしないよう反省・感謝・実行する。自分の心と考え方を学ぶ努力を日常惜しまないことと思います。この勉強会がその一役になればと思っております。

◎Comment

吉田松陰は、孟子の 「至誠にして動かざる者は未だ之(こ)れあらざるなり、誠ならずして未だ能(よ)く動かす者はあらざるなり」 を引用して明治維新の礎を築きました。

私の善意総和型再建方法は、この言葉の実践です。

この勉強会がこれからの混乱する世の中の一助になれば、これ程嬉しいことはありません。どうぞよろしくお願い致します。

2.質問にお応えします

経営者勉強会への質問

Q1.交渉は予め結果を決定し、それに合わせるように相手の考えを促していく。これは自分の意見を通そうと傲慢になってしまうことはないでしょうか?

◎Answer

知識の世界、つまり自分の主観や自分の都合の良い考え方があると、傲慢になり相手の心を鬼の心へ変化させ、逆に紛争になります。

ここで大切なことは、真理の考え方により、お互いの幸福を願っての方向性を示すということです。紙頼み交渉(230頁)の通りです。

  1. 決して争わず、相手から思いやりの心を引き出してゆく。
  2. 相手の顔を立て且つ、負担にさせないよう十分な気配りをする。
  3. 相手が、自分を助けることにより満足を得られるように導いてゆく。

このような考え方で結論を導き出せばお互いが神の心になり、解決へ向かってゆくものと思います。

Q2.真理とは、シンプルなものだと思います。 しかし実際に真理を試すと知識が先行して難しく捉えてしまいます。 知識を先行せずに真理を知るためにはどんな考え方をすれば良いのでしょうか。 この質問も知識が先行していると思います。

◎Answer

簡単に言うと自分自身の考えを尊重しないことです。

「人に頼ると迷い、自分を信ずると行き詰る!」 ことになります。 自分自身の考えを一旦横に置き、冷静になって客観的に考えてみて下さい。

  • 太陽は東から昇る!
  • 水は上から下へ流れる!
  • 梅は春咲き、菊は秋に咲く

など誰も否定出来ないものを持って考える習慣を身につけて下さい。

Q3.相手の意見と自分の想いが異なる時、そういう考え方もあるんだなと受け止めるように練習中です。相手の物差しに合わせつつ、自分の想いも伝えるコツがあったら教えて下さい。

◎Answer

この場合は形の上での意思の食い違いのように思います。

形の上では相手の考え方を変えるようとする前に自分の考え方を相手の心に合わせて下さい。そして、相手の物差しの尺度を少しづつお互いの共通の尺度に導く努力をして下さい。

「和して同せず」 つまり、形の上では和しても、心では同じないようにして行けば必ずいつかは想いが伝わるようになると思います。

Q4.本日の講演で学んだ考え方について、これまで会社再建に関わられたご経験の中で、どの程度の経営者の方が現実に実践できていたでしょうか?やはり、自ら主体的に行うことについては難易度が高いものなのでしょうか?

◎Answer

再建に関わった多くの経営者のほとんどは実践出来ておりませんでした。

実践出来ないからこそ経営不安に陥ることになります。そして主体的に行なうことについての難易度ですが、経営者本人の努力ではほぼ不可能に近い程、難しいと言わざるを得ません。

何故ならば経営不安に陥る経営者は努力家です。 経営不安が努力したからの結果である事を悟れば簡単に再建出来ます。

従って再建を本人の主体性によって行なっても考え方の根本が変えられない以上再建は出来ないことになります。一時的に良くなっても元に戻ってしまいます。私は経営再建に於いて、その会社の戦略、戦術、戦技などについてはあまり意見を言うことはありません。実践的能力があればこそ会社を経営している訳であり、それに対して指摘する必要はありません。

要は根本の考え方を正すことが重要であり、根本が間違っていたことに気がついて頂ければ後は簡単です。 セオリー通りの経営戦略を指導すれば必ず再建出来ます。

Q5.先生にいろいろ聞きたい場合は、この質問コーナーのみでしょうか?会場とZOOMではどれくらいのちがいがあるのでしょうか?

◎Answer

会場とZOOMの違いは息づかいが聞こえるかどうか、の違いと思います。

個別相談は電話を下さい。

090-7607-2146です。いつでも構いません。

そして緊急を要する場合や、どうして良いか分からない場合は私から訪問して直に会社の雰囲気、社員の雰囲気を肌で感じ、過去の数字などを分析させて頂き、将来への道筋を立てさせて頂いております。

この20年間、ほぼ毎週1,000kmを移動に明け暮れる毎日を送っています。

尚、経営の樹を育てる会を受講される皆様は全員、順調に経営をされることを目標にしております。遠慮なく相談して下さい。

Q6.損害賠償金を免除してあげるべきか。1年程前、私の会社に大きな損害をもたらした人物がいます。当社にもたらした損害を全額弁済することに書面で同意しており、現在毎月賠償金を振り込んでくれています。その人にとっては、当社への賠償金支払いが重い負担であることを、私は理解しています。しかし、共通の知り合いも多く、私への不義理をすれば業界で仕事が出来なくなることが明らかなため、頑張っているようです。現状10か月分程受領しており、実損額の7分の1程度を回収できました。最近考えていたのですが、損害賠償を免除をしようかな、と考えています。お陰様で前期の実損額の大半を回収できましたし、その人の人生もこれから、と考えるからです。先生は、どのようにお考えになりますでしょうか。

◎Answer

私は圧倒的に迷惑をかける側(債務者)からの相談が多い為、いかにして債権者の怒りを和らげ、神の心に導き、円満解決へ導くことを考えております。

この場合、私であれば相手の気持ちになり、再建を手伝い、無理の無い返済をするように導いていくと思います。良く知識と真理の違いを風呂で説明をしています。

湯温が低い時、熱いお湯を足した時 「手前にかくのが知識」 「向こうに追いやるのが真理」 と言っています。熱いお湯を向こうへ追いやると熱いお湯は横を通って後方から暖まってきます。

つまり、世の中とはそのようなものと言うことです。免除するかしないかは、これとは別問題と思いますが、免除することが相手に取って本当にプラスになるかどうかを充分検討して判断すべきことのように思います。

つまり、 「相手も良くなり、自分も良くなる」 ことになるか?という事です。

Q7.相手が自分を助けることにより満足感を得られるよう導く、とはどのようにするのでしょうか。「誠意を積み上げながら善意を引き出していく」「交渉はあらかじめ結果を決定し、それに合わせるよう相手の考えを促していく」あらかじめ結果を決定しつつも、善意を引き出し、相手の考えを導く、ことは字面を見るととても難しいように見えます。他方、先生のお話しをお聞きしていると、先生であればそういうことも可能なのだろう、と思います。差し支えなければ、そのような交渉の場に臨場させて頂きたいです。善意を引き出すのは、誠意と断固たる決意、ということでしょうか?

◎Answer

人は他人を助けることにより 「人の為になった」 と言う満足感を味わうものです。ボランティアはこの満足感の現れと思います。つまり、そのように思えるような立場に立って頂くようにするということです。

そして、善意を引き出していくこともそれ程難しいものではありません。お互いの幸福を考え抜くことが最も大切なことと思います。

交渉の場については、いつも当事者と同行しておりますので、機会があればご一緒させて頂きたいと思います。

Q8.再建の心構え8条の「真実をぶつけず、真理で話し合う」、この心構えを現場で実践していますが、非常に難しい今日この頃です。文中にある「欠点があってこそ人間」の意味は理解しているつもりですが、相手方のどうしても理解できかねる欠点を、妥協してまで丸く収める事が、本当に真理なのかが疑問です。

◎Answer

理解できかねる欠点は2通りあると思います。一つは、自分中心又は常識を外れた身勝手なもの、そして2つ目は仕事に対しての熱意から来るものです。

和を乱したり、自分中心の人物に対しては妥協してはいけないことです。人財、人材、人罪の判断を下さなければならないと思います。 社員の再構成 (148頁) を参考にして下さい。

3.勉強会で学ばれたい内容がありましたら教えてください。

経営者勉強会への質問

1.私は会社の決算書を専門に扱う仕事をしていますが、古川先生による決算書の見方の解説を、ぜひ聴かせて頂きたいという希望があります。

◎Answer

私は財務を将来の計画のためと考えております。 常識から外れるかもしれませんが私なりの視点で申し上げます。

先ず決算の目的は次の3つあるように思います。

  1. 一年間の経営活動の記録
  2. 会社の信用度判定の基礎資料
  3. 税金の計算資料

この3つの目的のバランスを取ることが正しい決算と思います。

特に重要なものは2の信用度判定の資料というものです。
従って、信用度を落とすような決算は絶対に避けるようにしています。特に赤字決算となった時、どんなに悪くても2期連続で止めます。

黒字、赤字は結果論でななく、計画するものと考えています。黒字、赤字を左右する各支出項目に対する考え方は、 「決算内容により変化する 費用の見方捉え方と活用方法」 (108頁) の通りです。

このような捉え方により、どんなに赤字決算であっても黒字決算に導きます。私は再建を依頼されスタートする時どんなに悪い状態であっても翌年の決算は必ず黒字にする事が課せられた仕事と思っています。

当然黒字にするための歪が出ますが、それは次期決算までに修正すれば済むことと思います。

そして3つ目の税金の計算資料ですが、これは税金対策としての考え方により経常利益を決定します。つまり創税の考え方 (196頁) です。

以上簡単に述べました。 詳しくは第5章、財務戦略にて説明させて頂きます。

2.経営計画書の作成を一緒に作りたいです。ワークショップなら、実行されるので嬉しいです。

◎Answer

一般的な経営計画書の作成方法であればワークショップ (体験型講座) の時間を本講座第7章、経営計画書で実施したいと思います。但し、再建のアイデアが必要な場合やどうして良いか分からない場合などは一対一で打合せをしながら作成させて頂いております。

再建の第一歩は経営計画書の作成であるからです。

3.毎回、時間を作って参加してよかったと感じます。今のテキストの内容を、繰り返し講義して頂きたいです。一回、お聞きしただけでは、十分ではないので、繰り返し勉強し、意識する必要があります。実務に忙殺される毎日を過ごすと、折角学び意識した事柄も押し流されてしまいます。悲観的な計画に基づく楽観的な経営をすべての中小企業経営者に学んでほしいです。

◎Answer

この経営講座は平成29年より始めて5年目になります。この間ずっと通って下さっている方から先日6回目にしてやっと気付いたと言って下さる方がおりました。会社経営を知識や経験で捉えるのではなく、真理と捉えることの奥深さに目覚められたようです。

どうしてもそこまで到達する前に止めてしまう方が多いのが残念です。真理としての経営することが悟れれば、 「経営は愛に満ちあふれたもの」 になります。 多くの中小企業経営者に学んでほしいと念願しております。力強い御意見ありがとうございます。

4.「税理士任せにしない」「経営者自身が経理をよく理解し、分析する意識を持て」と教えて頂きました。是非、もう一度、経営者として必要な経理・財務知識を学びたいです。

◎Answer

第5章 財務戦略にて学びます。 “財務は会社を踏動させるもの”です。そして営業と財務は車の車輪であり、同じ回転がないと前には進めないものです。是非、習得して下さい。

4.勉強会を通じて、自社にどんな成長をのぞまれているか教えて下さい。

優良会社へ発展

1.形にとらわれず、悠々と生きる人物でありたいです。

◎Answer

経営者として最終的に求める境地と思います。これを最も良く表現しているものが老荘思想の無為自然です。

老子は理想のリーダー像をこう言いました。

【太上(たいじょう)は下(しも)これあるを知る。 その次は親しみてこれを 譽(ほ)む。 その次はこれを畏(おそ)る。その下はこれを侮(あな)どる】

最も理想的なリーダーは社員から存在することすら意識されない人と言っています。

社員から敬愛されるリーダーはそれよりも一段劣る。 これより更に劣るのは恐れられるリーダー。

最低なのは馬鹿にされるリーダーとなります。

老子は更に理想の指導者像について 「立派な指導者は弁解も宣伝もしない。 素晴らしい業績をあげても、それが彼の働きだとは認識されない。そんなあり方が最も理想的だ」と付け加えています。参考にして下さい。

2.物事を一律ではなく、多角的にとらえる考え方を学ばせて頂いています。 自身の生き方の中での引き出しを増やせていけたら、と感じています。

◎Comment

知識は学べば学ぶ程、複雑になってゆきます。 真理は逆に単純化してゆきます。ここでおもしろいのは真理は単純化していくことにより、あらゆる出来事や考え方を多角的に捉えるようになります。

「が」 から 「も」 への転換です。「あれが良い」 から 「あれも良い、これも良い」 となり、引き出しはどんどん増えていくものと思います。

3.私も含めて、社員にも会社と個人の夢をつなげて考えることができたら、より楽しいように思います。

◎Comment

必ずそのような会社になってゆくものと思います。 楽しみですね。

4.今回の講義もそうでしたが、我社は先生のお話通りに少しづつ理念と方針、硝子張り、ムダムラムリ、社員一丸となる3つの目、経営者と個人の別人格、累損確保、銀行や関係者との改善など4年前には出来ていなかったことが、のんびりしながら出来てきました。また全ては、自分の為にやる事の下地は社会や関係者に役立つことを前提としています。真理の実践は参加者の皆様がどんどん真理に基づいた実践をされていくと夢溢れる経営と全ての関係者と本人の幸せに繋がると思いました。ありがとうございます。

◎Comment

5年前、当講座初期の頃受講された方で直ぐ再建を依頼された時は、瀕死の経営状態であったことが、嘘のようです。 3ヵ年再建計画により力強く確実に立ち直り、将来の夢に溢れた経営をされています。

今後、どのように成長されていくのか楽しみです。

5.勉強会への質問、要望などがありましたらご自由にお書きください。

1.Q1にも書きましたが、この講座のお話は、一回受講しただけでは十分に習得できません。繰り返し、7回くらい、基本的な考えを染み込ませる必要があるのではないでしょうか。

◎Answer

当講座の内容を深く感じて頂けると大変嬉しく思います。

私は経営者として26年間、 再建コンサルタントとして15年位を要してやっと真理というものに辿り着き、当講座を開かせて頂いております。

体力が持つ限り次世代の成長を待ちながら続けて行きたいと思います。

2.会場は何時からで、何時までなのでしょう?

◎Answer

事務局の方は17:00に集合、打合せと準備をし19:00~21:00までの講義となっています。

3.いつもありがとうございます。東京校でも勉強させてください。

◎Comment

現在、

  • 【東京】第1,第3金曜日19:00~21:00  
  • 【名古屋】第1,第3月曜日 18:30~21:00

でオープン参加とオンライン配信(zoom)にて行なっています。 どうぞご自由にご参加下さい。

皆さまへMessage

古川益一からのメッセージ

今回も沢山のアンケートを頂きありがとうございました。

回を重ねる毎に、感想、質問内容共に知識に対する質問は少なくなり、経営者の生き方、考え方、つまり真理に対する内容へと深化しているように思います。

手ごたえを感じることが出来て大変嬉しく思います。