- 日時:令和3年4月5日(月)18:30~21:00
- 場所:ウインクあいち1106号室
- 講師:古川益一
- 司会、書記、HP:渥美沙緒里、鈴木建太郎
1.学んだ事・ 感じた事をいただきました。
①決算がもうすぐ出るので、じっくり客観的に経営計画書を練ってみたいです。
〈Comment〉
題は「昨年度の決算結果と今年度の経営計画」になろうかと思います。計画書は、主に3つの目的を持って作成して下さい。
- 経営者として自社の現状と将来の姿を確認するため。
- 社員に対して社員として出来ることに自信を持たせるため。
- 関係者に対し(特に銀行)、自社の現状と将来の姿を知らせることにより、安心して協力してもらうため。
②日本人の素晴らしさ(折り合い、しがらみ)と修正のバランスに気が付きました。
〈Comment〉
日本人として自国に誇りを持てること、素晴らしいことと同時にこんなに幸福なことはないと思います。
③先生から学ぶようになってから、社員に売上利益率と損益分岐点を示すことにより、社員各自が販売価格を考えるようになりました。その価格で売れるのか、どうしたら売れるのかを考えてくれるようになりました。真理を考えることに繋がっているのかと思います。
〈Comment〉
「社員は動機付けと調和により、自然と成長するものである」真理を実践されているように思います。大変うれしく思います。
④再建計画書を作らなくても良いように経営計画書を作っていきたい。
〈Comment〉
経営計画書を作っていく限り、再建計画書を作らなければならないような事態には陥りません。「経営とは愛に満ち溢れたもの」という事が実感されているものと思います。
⑤行動や活動が真理へと導かれる事は、すぐに到達できる事ではなく、自分を信じて努力しているうちに真理へと変化して、後から気が付くものかもしれないと感じました。
〈Comment〉
その通りと思いますが、一つだけ修正したいことがあります。
「自分を信じる」ということです。これは、自分の考えを信じることではなく、「自分は世の中に役立つ力(運命)を持っている」ことを信じるという事です。
主観ではなく、客観視することも大切です。
⑥経営計画は客観的、且つ将来ワクワクする夢を与えるものでなくてはならない。自分の仕事に誇りと自信を持つ。経営は売上ではなくやはり利益。売上と利益と原価の関係資金繰りが全て。経営計画は理念に基づいて作るべき
〈Comment〉
経営計画作成のPointを上げて頂きありがとうございます。但し一つだけ補足させて下さい。資金繰りは経営難になればなる程、重要になりますが、優秀な会社になればなる程、資金繰りの苦労は無くなっていくものです。
そのためにはいつでも黒字決算を計上出来る会社に成長させることに尽きると思います。
⑦知識の世界で生きるより、真理の世界で生きたいと感じました。どんな時代となっても乗り越えていく知恵、経営能力を身に付けたいと思いました。
〈Comment〉
真理の世界で生きれば、どんな時代となっても乗り越えていくことが出来ます。
「流れに呑まれず、流れに乗る」極意でもあるからです。
素晴らしい気付きと思います。
⑧今までよく会社が続いてきたと思います。ここで色々と学んでいくと、今までの自分が何も知らないまま車を運転していたように非常に恐ろしく思いました。
〈Comment〉
自分を知ることが、いかに大切なことか、ほとんどの経営者はそれすら知らずに「経営は苦しいもの」と諦めて、苦労の毎日を送っています。一人でも多くの人にこの勉強会があることを知らせてあげて下さい。
⑨経営理念の再確認を社員と一緒に考えて、心を一つにする。
〈Comment〉
理想の経営です。経営は経営理念を実現するためにと定義する以上、最初の一歩という事になると思います。
⑩ゴキブリに産まれずに人間に産まれたことに感謝し、産まれてしまったら、少しでも役立てるように感謝される生き物としたいです。感謝されるとしたら、薬局の人でしょうか。どのような立場でも生き残る強い意志を持つ。
〈Comment〉
ゴキブリに限らず、人間以外の動植物には自由がありません。
人間として生を受けること自体、奇跡としか言いようがありません。そのことを悟れるならば一日一日を大切に生きようとする心が生まれて当然と思います。何があっても感謝の心を忘れないで生きていきたいと思います。
2.質問にお応えします
Q1.売り上げを減らしながら利益を上げるとありますが、まず最初に何をすれば良いですか。人罪がいれば切り、経費削減を目指していけば良いでしょうか。
Q&A集 102頁 Q2の通りです。人罪については、89頁 Q14,15、そして90頁 Q18を参照して下さい。
Q2.コロナ禍の中、将来の姿を思い描くことが難しい場合、どうしたら良いでしょうか。経営計画書を作成するに当たり、何かポイントがありましたら教えて下さい。
現在の混乱した世の中にあって、将来の姿を思い描くことは困難です。しかし、考え方さえブレずにいれば、それ程大きく狂わないと思います。テキスト227頁2条を参照して下さい。
「客観的に分析した悲観的な計画を楽観的に実行する」ことと思います。
Q3.「今日の感想」の時にいろいろ聞かせていただきました。ありがとうございました。日本人の良さに、もっともっと気付かせて下さい。
世界が混迷を深めれば深めるほど、日本の素晴らしさが光って来るように思っています。日本の良さは語り尽くせない程、沢山あります。折に触れて話をしていきたいと思います。
Q4.真理を日本や世界で広まる所か、知識合戦になっています。平和は理想の真理でしょうか?
まさにその通りと思います。今の世の中、知識の弊害ばかりが目に付きます。そんな中にあって私達は、真理を基に、流れに呑まれず流れに乗る生き方を身に付けたいと思います。
そして、平和は理想の真理か?ということですが、簡単に言い切れるものではないように思います。平和な人生を送るために真理の生き方を身に修めなくてはなりませんが、そのことと世界の平和とは、結びつかないように思います。
3.明日からやってみようと思う事をいただきました。
①日本人の素晴らしさの実感一つずつ増やす。
〈Comment〉
日本人として祖国の素晴らしさを実感する事ほど幸福なことはないと思います。最近、世界が乱れれば乱れるほど日本人に生まれた幸福を思わない訳にはいきません。
②感謝です。今の会社に雇っていただいていることにも、仕事に出してくれている家族にも、そして健康な体にも感謝して、明日も楽しく前向きに仕事をしたいです。
〈Comment〉
幸福な人生を送られていることと思います。私も感謝、実行、反省の繰り返しを習慣にしています。
③平常時の経営計画書の作成を毎年続け、嘘をつくことにならないよう努力します。日々感謝し、誠実な経営計画書を作ってみたい。
〈Comment〉
誠実な経営計画書は、ほとんど見かけることはありません。「誠とは言葉が成る」つまり、嘘のない計画書のことです。「誠を実のあるものにする」ことは、経営計画書の理想です。
しかし、全体の調和を考えて作成すれば、簡単なものです。是非作成して下さい。
④更に感謝と誠意を意識します。
奉仕の精神を大切にして、理想実現の為に真理を実践します。
〈Comment〉
力強い意志表明、感激です。期待しております。
⑤古川先生の講義に参加していくことが「逆も真なり」の実現中です。今までセミナー等に参加したことがないため、逆の日を送って行こうと思います。
〈Comment〉
当勉強会がお役に立てること大変うれしく思います。ありがとうございます。